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裁判長が頑なに遺影持ち込みを認めなかった理由

 ただ今回の被害者参加人は7人と多いため、松永さんの母親は離れた一般傍聴席に座っていた。

「それでも裁判長は、遺影を持つなら被害者参加人としての出席は認めないと突っぱねた。結局、松永さんの母親は被害者参加人としての出席を諦め、遺影を持ち込むしかなかったのです」(同前)

2019年11月9日放送の「JNNニュース」

 その裁判長はゴーン事件と同じ下津健司裁判長。日産元代表取締役、ケリー被告の裁判では「語学も堪能で法廷通訳の誤訳を指摘するなど仕切りは抜群」(司法関係者)で、地裁のエースとも目される人物だ。

「東京地検の新河隆志特捜部長とは司法修習同期です。世論が過熱している事件だからこそ、法廷の原理原則を重視しているのでしょう」(同前)

 松永さんは引き続き、遺影持ち込みの許可を下津裁判長に求める意向だ。遺影に写っているのは、真菜さんと莉子ちゃんの晴れ着姿。天国の2人と遺族が納得できる結末が待たれる。

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