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連載シネマチャート

“酒浸り”のニコール・キッドマンは自身の過去に決着をつけられるのか!? 「ストレイ・ドッグ」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

ロサンゼルス市警の刑事エリン・ベル(ニコール・キッドマン)は、過去に犯した取り返しのつかない過ちへの罪悪感から酒に溺れ、同僚や元夫、16歳の娘からも疎ましがられる孤独な日々を送っていた。ある日エリンの元に、差出人不明の封筒が届く。中身の紫色に染まった1枚のドル紙幣を見て、17年前にFBI捜査官のクリスとともに潜入捜査した犯罪組織のリーダーで、逃亡中のサイラス(トビー・ケベル)が送り主だと確信する。誰にも言えない秘密を抱えているエリンは、自身の過去に決着をつけるために、単独でサイラスの居場所を探し始める。

〈解説〉

カリン・クサマの『インビテーション』に続く監督作。善悪の境界線上で苦しむ主人公を描くクライム・サスペンス。121分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★☆☆☆悪凝りのストーリー展開。地味ファッションで、ひたすら陰気なN・キッドマン。〈女のハードボイルド〉のつもりなのか?

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆キッドマンのノワールに期待したが、監督の手堅さが裏目に出て、破壊力が足りない。「苦痛の焼灼」にこだわりすぎたか。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆若く色っぽい過去から感情を搾り取ったようなエリンの表情は凄まじい。彼女の目的と結果を追う光と影の演出もいい。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆傷口を広げながら突き進む強烈さ。渇き切った形相のキッドマンが歩くとLAの街が白昼夢のように歪む。満点に近い。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆直射日光下のクサマ・ノワール! 辛酸舐めまくった女刑事を体現するキッドマン!日本の壮年女優に足りない何かを観た。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© 2018 30WEST Destroyer, LLC.

『ストレイ・ドッグ』(米)
10月23日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
https://www.destroyer.jp/

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