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「何度も拒否をしましたが…」

 その後の詳細については、「セカンドレイプ」を防ぐ意味で詳述しない。陽子さんは、自宅近くにタクシーが到着すると、逃げるように車から降りた。

「その際、初鹿氏は『帰るの?』と聞いてきたそうです。日頃、女性や子どもの人権尊重や多様性のある社会を訴えている国会議員がそんなことをするとは、と陽子さんはひどくショックを受けていました」(同前)

 Aさんの告発を受けて、「週刊文春」は陽子さんに事実確認のため取材を申し込んだ。当初は頑なに拒んでいたが、初鹿氏が国会議員という公人であり、国民は彼がどのような人物かを知る必要があるのではないかとぶつけると、逡巡しながら事実関係を語り始めた。

「タクシーの中でそうした行為があったのは事実です。何度も拒否をしましたが、先生も大変酔っていらっしゃったようなので……」

「嫌じゃなかったと思った。ひどいことをしたのかな」

 陽子さんは、昨年12月には初鹿氏から謝罪を受けたことも明かした。当時、新潮の不倫未遂記事を受けて、初鹿氏は関係者に謝罪行脚をしており、彼女にも面会を求めてきたという。

「お会いすると、記事について『お騒がせしてすみません』と神妙な様子で頭を下げられました。そして、私が15年5月の出来事について触れると、『嫌じゃなかったと思った。ひどいことをしたのかな。反省しています』などと謝罪をされました」(同前)

結党メンバーの初鹿氏(本人ポスターより)

 また、警察への被害届についてもこう語った。

「立場のある方ですし、当時は見送りました。ただ今回取材を受けて、重大な問題だと再認識しました。改めて提出を検討します」

 数多くの男女間トラブルの相談を受ける長谷川裕雅弁護士が語る。

「男性は国会議員という支配的な立場にあり女性は抗拒不能だったと判断され、準強制わいせつ罪に当たると思います。またタクシー内で性器を露出すること自体、公然わいせつ罪にも当たる可能性があります」

 また、2017年7月、強姦罪に代わって運用が開始された強制性交等罪の要件には、「姦通」に加え、「口腔性交」なども明記されている。

 初鹿氏は一体、どう説明するのか。10月28日夜、自宅前で直撃した。