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「ちょっと酔っ払ってたから。あんまり覚えてない」

――陽子さんに、強制的にわいせつな行為をされた?

「あ、そう? それは知らないけど。そんなこと陽子さんが言ってるの? それはだって、誤解じゃないの?」

――犯罪に当たるような案件です。

「犯罪じゃないとは思うんだけど。陽子さんと、あの、強制ではなかったと思うんだけど」

――合意の上で、あったということですか?

「ちょっと酔っ払ってたから。あんまり覚えてない」

――キスはされた?

「覚えてないです」

――タクシーでわいせつな行為をされたことは?

「それはあんまり覚えてないですね。う~ん、酔っ払ってたからわかんない。手はわかんない、握ったのかもしれない」

――それはセクハラでは?

「わかんない、合意があったら、合意があったら別に」

――何が合意なんですか?

「いや、あの、タクシーに一緒に乗ったのが合意」

――ご記憶がない、ということでよろしいんですか?

「はい、いまの段階ではそうします」

――ご自身の体験の話です。

「相手と話をしてみます。『どうだったっけ?』と」

――チャックは下ろした?

「ないです」

――謝罪はされた?

「お話はしました。週刊誌の記事が出たことが申し訳ないということで。(タクシーの件は)そこで謝罪をしたという認識はないですけど。記憶を辿ってみます」

――枝野さんは、この説明で納得されますか?

「納得しないかもしれないですね、それは」

 最後は「すいません」と頭を下げると、エレベーターに乗り込むのだった。

 改めて事務所に申し込むと、書面で回答があった。

「タクシーに同乗した際にご指摘のような行為を行った記憶はございません。不快に思わせる言動があったとすれば申し訳ないと思っております。新潮記事を含め、私自身の振る舞いによって、不快に思わせたことがあったのであれば申し訳ない、と申し上げたことはございます。いずれにせよ、意に反したわいせつ行為をした記憶はございません」