「女性問題を見過ごしてきた方は、何を思って支援してきたのでしょうか」
陽子さんは最後に、「週刊文春」の取材に応じた真意についてこう語った。
「これは初鹿先生個人だけの問題ではないのです。先生は実行力があり、福祉政策であげた実績は素晴らしいと感じます。一方で女性問題は、支援者に広く知られています。傍観者として見過ごしてきた周囲の方は何を思って支援してきたのでしょうか。
またセクハラや性暴力の被害者にとって、心の傷は長く残り、加害者から謝罪を受ければ終わるわけではありません。些細なことに見えても被害者にとっては非常に繊細で話すことができず、悩みを抱えている人も多いと思います。それをわかって頂きたくて、お話をしたのです」
選挙戦最終日、福山幹事長はこう訴えていた。
「選挙で終わりではありません! 支えてもらいたい、それより大事なのは、チェックをしてください、監視をしてください」
立憲民主党は、この言葉にどう責任を持つのか。

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