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阪神「矢野監督の責任を問う声」と元球団社長が名指しする「本当の戦犯」

 10月9日、阪神タイガースの揚塩健治球団社長(60)の“電撃辞任”が発表され、球界に衝撃が走った――。

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 阪神番記者が解説する。

「9月末に球団の内規に違反した外食で選手・スタッフ9人が新型コロナに感染。3月に藤浪晋太郎投手ら3選手が会食で感染した際には、揚塩社長自ら謝罪して再発防止を誓っていたこともあり、今回、引責辞任という決断を下したのです」

窮地に陥った矢野監督

 阪神の球団社長は経営母体である阪神電鉄の“サラリーマン”。2006年の阪急HDとの経営統合後も阪神電鉄出身者が就任し、揚塩社長も同様だった。

「甲子園の球場長を経て真弓明信監督時代にフロントを担当し、2017年に球団社長に就任。生真面目な性格で、取材に対しても『ご容赦ください』と多くは語りません」(同前)

 18年秋には当時監督だった金本知憲に引導を渡し、矢野燿大二軍監督に新監督の就任要請を行っている。

「飛行機の中で矢野の著書を読み込んで二軍キャンプ地の宮崎へ乗り込み、宿舎で説得した。19年には鳥谷敬に『ユニホームを脱いでください』と伝えている。これらは同じ大阪府立大卒の藤原崇起オーナーの意向を忠実に実行したもので、まさに“サラリーマンの鑑”といえます」(同前)