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連載シネマチャート

元ナチス兵ゴールキーパーはどうして国民的ヒーローに? 「キーパー ある兵士の奇跡」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

ナチスの兵士として第二次世界大戦を戦ったバート・トラウトマン(デヴィッド・クロス)は、イギリスの収容所で捕虜として終戦を迎える。地元のサッカーチームにゴールキーパーとしてスカウトされたバートは、監督の娘のマーガレット(フレイア・メーバー)やチームメイトらに反発されながらも、その実力と人懐こい人柄で周囲に溶け込んでいく。マーガレットと結婚し、名門クラブのマンチェスター・シティFCに入団すると、想像を絶する誹謗中傷が夫婦を襲う。それを耐え凌ぎ、守護神としてチームの英雄となったバートとその家族を、さらなる試練が待ち受けていた。

〈解説〉

ナチス兵士から国民的ヒーローとなった、実在したサッカー選手の人生を基にしたヒューマン・ドラマ。マルクス・H・ローゼンミュラー監督作。119分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★★懐かしい感触の映画。戦後70年以上経っても、こんな面白い実話物映画が。イギリスの田舎町の風情、人情、意地っぱりの恋。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆地味な映画だが、渋い仕上げ。もっと話を盛れるのに、くすんだ茶色を基調に戦後英国の質素な暮らしをひたすら描く。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆悲しく酷な場面も描かれるが、ナチの罪深さを問うだけの内容じゃない心温まる実話だった。ちょい出演の猫も効果的。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆「敵」という区分けの抑圧を突破する困難と可能性。努めて明朗に振る舞いながら、痛みを手放さない語りに惹かれた。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆マンチェスターの英雄となるドイツ兵捕虜の逆境物語。ゴールキーパーの立場から覗く構成、当時の競技場の再現も圧巻。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© 2018 Lieblingsfilm & Zephyr Films Trautmann

『キーパー ある兵士の奇跡』(英、独)
新宿ピカデリーほか全国公開中
https://movies.shochiku.co.jp/keeper/

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