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連載シネマチャート

ケルトの伝説がアニメに! 少女はある日、「眠るとオオカミになる野生の少女」と出会い… 「ウルフウォーカー」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

中世アイルランド。イングランドの護国卿が森を開拓するために、オオカミ退治のハンターを従えてキルケニーにやってきた。ハンターのビルの一人娘ロビンは森の中で、野生の少女メーヴと友だちになる。メーヴは眠ると魂が抜け出してオオカミになり、目覚めると人間になる“ウルフウォーカー”だった。オオカミの状態で行方不明になった母親モルを心配するメーヴに、母親捜しを手伝うと約束して町に戻ったロビンは、巨大なオオカミの姿をしたモルが城に囚われていることを知り、ある決意をする。

〈解説〉

ケルトの伝説を題材にした長編アニメーション。『ブレンダンとケルズの秘密』『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』に続く、カートゥーン・サルーンによるケルト三部作の最終作。トム・ムーアとロス・スチュアートの共同監督作。103分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆描線や色使いの美しさ。獣たちの動きのエロティシズム。少女の顔が甘ったるくないのもいい。中世の森の深さを思った。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★★久々に心騒ぐアニメと出会えた。直線と曲線の対照や、躍動感あふれる色彩設計が眼を楽しませる。謙虚で勤勉な仕事。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆色合いや線のタッチが美しく画面の構成も面白い。展開が読めてもラストはじんわり心に沁みる。密になりたくなるかも。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆ケルト美術の様式による自然界の描写が絶品。おおかみこどもとの交流を通し、「共生」が主題になるお話も吸引力あり。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆ケルトの図像、伝承、異なる存在をスピーディーに表現した手描きが魅力。自然との共生関係についての寓話は童心に帰る。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© WolfWalkers 2020

『ウルフウォーカー』(アイルランド、ルクセンブルク)
YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町、UPLINK吉祥寺ほか全国順次公開中
https://child-film.com/wolfwalkers/

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