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「左足をやむなく切断」想像を絶するほど過酷な"ゴミ屋敷清掃"という仕事

エアコンの中には鳩の羽がびっしり詰まっていた。この家で亡くなった夫は、屋外で鳩に餌やりをしていたが近隣の飲食店から苦情がきて、室内であげるようになったそうだ。「室内で鳩に餌をあげる」という行為に仰天してしまう。猫も10匹飼っていたというが、その日は2匹しか生存確認できなかった。

「人に何が起きたら、家がこういう状況になってしまうんでしょうね……」

近くにいたアルバイトの男性作業員がポツリとつぶやく。私も片付けをしながらもの悲しい気持ちに陥った。

こんな家では、とても安らげないではないか。(続く)

笹井 恵里子(ささい・えりこ)
ジャーナリスト
1978年生まれ。「サンデー毎日」記者を経て、2018年よりフリーランスに。著書に『週刊文春 老けない最強食』(文藝春秋)、『救急車が来なくなる日 医療崩壊と再生への道』(NHK出版新書)、『室温を2度上げると健康寿命は4歳のびる』(光文社新書)など。

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