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娘に性暴力を繰り返した実父に懲役10年 被告側の上告を棄却、逆転有罪確定へ

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娘に性暴力、逆転有罪確定へ 実父に懲役10年―最高裁

 19歳だった実の娘に性的暴行を加えたとして、準強制性交等罪に問われた父親の被告(50)について、最高裁第3小法廷(宇賀克也裁判長)は6日までに、被告側の上告を棄却する決定をした。4日付。無罪を言い渡した一審判決を破棄し、懲役10年とした二審判決が確定する。

 一審の無罪判決は、性暴力に抗議する「フラワーデモ」が全国で起きる契機となった。法務省は3月、検討会を設置し性犯罪に関する刑法見直しを議論している。

 一審名古屋地裁岡崎支部は2019年3月、被告は被害女性が小学生の時から暴力を振るい、中学2年からは性的暴行を繰り返したと認定する一方、女性が過去に性行為を拒んだこともあったことなどから、「抵抗不能と断定するには合理的疑いが残る」として無罪とした。

 これに対し二審名古屋高裁は今年3月、女性は性的虐待や暴力を通じ、拒否することが著しく困難な状態だったと判断。「一審は抵抗不能の成立範囲を理由なく厳しくし、誤った結論に至った」とした。

 その上で、「強く抵抗できない状態に付け込み、実の娘を性欲のはけ口とした卑劣な犯行。被害者が受けた苦痛は甚大だ」として懲役10年を言い渡した。

 二審判決によると、被告は女性が抵抗不能状態だったのに乗じ、17年8~9月、愛知県内の勤務先敷地内やホテルで性的暴行した。

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