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連載シネマチャート

借金まみれの主演、我儘な女優、なんとか完成させた台本の行方は… 「シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

19世紀末のパリ。若き劇作家で詩人のエドモン・ロスタン(トマ・ソリヴェレス)は、デビュー作が駄作と評価されて以来、2年間のスランプ状態にあった。名優コンスタン・コクラン(オリヴィエ・グルメ)主演のコメディを書くチャンスを得て、200年前に実在した剣豪作家のシラノ・ド・ベルジュラックを主人公に設定する。初日までわずか3週間しかない中で、借金まみれのコクランや、スポンサーが決めた我儘な主演女優に振り回されながらも、ロスタンはついに台本を完成させるが……。

〈解説〉

100年以上世界各国で上演されてきた戯曲の誕生秘話をコミカルに描く伝記ドラマ。監督・原案・脚本は、本作の舞台版でモリエール賞五部門を受賞したアレクシス・ミシャリク。112分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆演劇の世界では今でもありそうな話。19世紀末フランス演劇界(観客も含めて)の様子。男も女も、よく喋りまくる。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆計算も目立つが、好テンポの台詞を重ねて舞台の人たちの体温を伝える。『天井棧敷の人々』の半世紀後を意識したか。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆テンポの良さ、舞台の裏を描く面白さ、全員がギリギリの人生だが閃きと笑いで救われる。エンドロールも見落とせない。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆すぐにでも新劇の人気演目になりそう。安定した山あり谷あり。お茶の間にもハマる穏当さに浸れる長閑な幸せと喜び。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆創造の伝説と困難のコメディ。精密さと即興のスパイス。フェリーニ映画で培った撮影監督に因って現代に蘇るシラノ。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©LEGENDE FILMS - EZRA - GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA - EZRA - NEXUS FACTORY - UMEDIA, ROSEMONDE FILMS - C2M PRODUCTIONS

『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』(仏)
11月13日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
https://cyranoniaitai.com

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