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弁明書入手 国場幸之助外務政務官「不倫示談」の場を暴力団幹部が仲介

 9月に発足した菅内閣で外務政務官に起用された国場幸之助衆院議員(47)の「不倫示談」の場を、現役暴力団幹部が仲介していたことが、ノンフィクションライターの西﨑伸彦氏と「週刊文春」の取材で分かった。仲介した暴力団幹部に取材し証言を得るとともに、その事実を裏付ける「弁明書」も入手した。

国場幸之助衆院議員 ©共同通信社

 国場氏は沖縄県議を2期務めた後、2012年に衆院選で初当選し、現在3回生。事の発端は2018年4月。国場氏が那覇市内で観光客と喧嘩の末に書類送検され、この事件を契機に不倫疑惑が取り沙汰されたことにあった。不倫相手とされるガールズバーの女性経営者の夫・高橋次郎氏(仮名、那覇市在住の40代男性)が、妻の携帯から取り出した国場氏と妻とのLINEをみると、そこには破廉恥な文言が並んでいた。

〈大好きな香織(仮名)〉〈キスしたい〉〈パイズリしたい〉

 国場氏は妻帯者で、3人の娘を持つ身。W不倫が疑われる状況を目の当たりにした高橋氏はショックを受け、離婚調停を進めるとともに、国場氏を提訴した。

「高橋氏と妻は18年12月に離婚が成立。高橋氏は昨春、国場氏に330万円の慰謝料を求める民事訴訟を起こしました。当初から国場氏側は不倫を否定していましたが、裁判は基本的に非公開で、昨年12月24日に和解が成立しています」(地元記者)

2018年10月25日号の本誌

 その過程で、国場氏側は現役暴力団幹部に示談に向けた仲介を依頼していたのだ。入手した弁明書は沖縄県在住の団体役員A氏に宛てられたもので、差出人には「沖縄旭琉會」の文字に続き、旭琉會の二次団体名と幹部のX氏の名前が記され、実印が押されている。そこにはこう綴られていた。

〈国場幸之助先生の義父西田健次郎氏から依頼があり高橋次郎君(原文は実名)と西田健次郎氏の面会をさせたのは事実です。その後、金銭の要求等には一切関与していませんのでここに弁明いたします〉

 次女を国場氏に嫁がせた西田健次郎氏は元沖縄県議で、自民党沖縄県連の幹事長や会長も歴任した沖縄県政の重鎮だ。また、沖縄旭琉會は、沖縄県唯一の指定暴力団だ。弁明書を受け取ったA氏が語る。