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〈取り組んだら放すな、殺されても放すな〉……社訓「鬼十則」も消える?

 電通が所有する東京・汐留の地上48階建ての本社ビルにもこんな影響が。

「ビルに人がいないので、新たな借り手を探した。しかし、賃料が高いだけではなく、来客数を計算してエレベーターをやたら多く設置した“電通仕様”の設計なので借り手がつかない。そのため子会社を本社ビルに集約し、賃料を取る計画です」(ベテラン社員)

 さらに電通は、社の“DNA”とも言うべき有名な社訓「鬼十則」まで“リストラ”することに。

〈難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある〉〈取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……〉といった社訓は、5年前に新入社員の高橋まつりさんが過労自殺した際、大きな批判を浴びた。

高橋まつりさんが自殺して以降、電通は働き方の改革を開始

「来年、『ノーススター/8ウェイズ』という新社訓が発表されます。『ただ横文字になっただけじゃないか』とシラける声も社内にはありますが……」(同前)

 8項目からなる新社訓には〈変わり続けられるからうまくいく〉、〈残念なことに、困難は私たちを成長させる〉などと記されている。「鬼が笑う」?

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