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「桜を見る会」補填疑惑 今井前首相補佐官を直撃「安倍さんも確たる思いで……」

 安倍晋三前首相(66)が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、東京地検特捜部が安倍氏の公設秘書らを任意で事情聴取していた問題。安倍氏の最側近だった今井尚哉前首相補佐官(現内閣官房参与=62)が「週刊文春」の取材に対し、「桜を見る会」問題について語った。

記者団に「捜査に全面協力する」と前首相 ©共同通信社

「桜を見る会」の前夜祭に関しては、安倍氏側が開催費用の一部をホテル側に補填した疑いが浮上している。東京地検特捜部は2015年から2019年までの5年間で安倍氏側の補填額は計800万円を超えると見ており、公職選挙法違反(買収)や政治資金規正法違反(不記載)などの容疑で立件の可否を検討中だ。

 首相在任中、国会で「後援会としての収入、支出は一切ない」と答弁するなど、費用の補填について明確に否定してきた安倍氏。補填が事実であれば、国会で「虚偽答弁」を繰り返してきたことになる。

 ところが、読売新聞やNHKなどの取材に対し、「安倍氏周辺」が補填の事実を認める一方、秘書が安倍氏に「(事務所から開催費用を)支出はしていない」と虚偽の説明をしていた、と明かしたのだ。

「つまり、安倍氏は補填の事実は『知らなかった』ため、国会での説明も『虚偽答弁』には当たらないという理屈です」(政治部デスク)

 その国会答弁の作成に携わる立場にあったのが、今井氏である。「桜を見る会」問題をどう受け止めているのか。話を聞いた。

今井前首相補佐官 ©共同通信社

――安倍氏は「支出は一切ない」と語っている。国民は「安倍さんは嘘をついていた」と受け止めるのでは。

「事務所から明確に『(ホテル側へ)支出はない』と回答があった。僕の認識では、安倍さんも確たる思いで答弁されていたはず」

 また、「桜を見る会」問題がこのタイミングで再び明るみに出たのには、菅義偉首相と安倍氏の関係悪化が背景にあるのでは、とも取り沙汰されている。

――「桜を見る会」問題がいま再浮上したのは、菅首相と安倍氏の確執が背景にあるのか。

「フフ、それは分からない」

 出身派閥の清和会を中心に安倍氏の復権を期待する声も高まっていただけに、「桜を見る会」を巡る捜査は今後の政局の行方にも大きな影響を与えそうだ。

昭恵夫人や著名人らとのポーズ ©共同通信社

 12月3日(木)発売の「週刊文春」では、今井氏との一問一答のほか、安倍氏の関与を否定した「安倍氏周辺」の正体、安倍事務所とホテル側の“口裏合わせ”の中身、黒川弘務・前東京高検検事長の辞任後に動き出した東京地検特捜部の捜査、安倍氏や麻生太郎副総理が漏らした菅首相への不満などについて詳報している。

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