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「お前みたいなクソは地獄に落としたる。死ぬまで償えボケェ」

「来いよ、腕っぷし俺、自信があるから。来い来い!俺も輩は輩で何人もと付き合っとるから」

「ドス抜いた役員もおったけど俺を刺そうとはせんかったわ。やっちまったのお」

「サラリーマンは金をベット(賭ける)できんのじゃ、乞食やから」

「俺は頭おかしいんだよ。だから危ねえんだよ。耐えれんかったら電車に飛び込め」

「死ぬほど苦しめ」

「お前は奈落の底に突き落として、お前の家族も突き落として」

 翌6月30日、A氏は自己都合退職の形で会社を去った。しかし宮地氏は10月初旬、暴行罪で被害届を提出。A氏は新宿署で事情聴取を受け、10月30日に書類送検された。現在は起訴となるか検察の判断を待っている状況だ。

宮地氏を直撃すると……

 事実関係を確認するため、宮地氏を電話で直撃した。

――Aさんに対してパワハラをされていた?

「多分、そういうことないと思いますよ」

 さらに質問をするも、「お話しすることはないですね。申し訳ないですけど」と電話が切れた。

「Casa」宛てに質問書を送ると、執行役員や監査役、課長ら5名が取材に対応。

 宮地氏がA氏に一連の発言をした事実は認めた上で、「我々はコンプライアンス上、問題がないと思っています」と執行役員が回答。

 さらに執行役員は「社長の言葉が乱暴であることは否定しません」とした上で、「言葉が乱暴というのは逆に信頼してもらっているのかなと」。監査役は「『街金くずれ』と言われたけど、乗り越えたよね。みんな何か崩れているんですよ、人生。でもここで再生されている」と宮地氏への感謝の言葉を述べた。

「Casa」のホームページ

 OMM法律事務所の大塚和成弁護士はこう指摘する。

「A氏が書類送検されたということを鑑みても、『地獄に落としたる』『死ぬほど苦しめ』は刑法の『脅迫罪の害悪の告知』にあたると思われます。法的措置を望めば、パワハラにより損害賠償請求も可能だと思われます。また、『輩と付き合っとる』は反社会的勢力との交際をほのめかすものであり、上場企業の代表取締役としてコンプライアンス上問題であり、適格性の問題になり得ると思います」

 Casaは、「反社会的勢力基本方針」を定めており、その第一項で<反社会的勢力とは断固として対決し、取引関係を含めた一切の関係を遮断します>としている。宮地社長の「輩と何人も付き合っている」などの発言は、反社会的勢力との交際を疑わせるだけに、上場企業として説明が求められることになりそうだ。

「週刊文春」12月3日(木)発売号では、宮地社長の経歴やA氏に対する“パワハラ”の内容、社員に対する日常的な叱責の様子などを詳報する。
 

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