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歌が上手いからだけじゃない エレカシ・宮本浩次の露出が増える理由

 ロックバンド「エレファントカシマシ」のボーカル・宮本浩次(ひろじ・54)が11月26日の「スッキリ」(日テレ)に続き、翌日には「あさイチ」(NHK)に生出演。朝の情報番組を2日に渡り“ジャック”した。

2017年にエレファントカシマシとして紅白出場 ©文藝春秋

 主たる目的は18日に発売したソロアルバム「ROMANCE」の宣伝だった。

「連日の出演は事務所の力の賜物。エレカシは昨年、大手のアミューズに移籍している。同社は佐藤健、吉沢亮ら人気俳優を多数抱えるが、元々はサザンオールスターズはじめ音楽系の事務所。歌手の露出はお手の物」(音楽制作関係者)

 宮本の新作は女性歌手の楽曲を集めたカバーアルバムだが、ビルボードチャートではBTSや嵐を押しのけ1位を獲得した。

「エレカシではかすれた声で吐き出すように歌うイメージが強いが、実は宮本は女性の歌を原曲キーで歌える稀有な男性歌手。BOØWYやGLAYを手がけた名プロデューサーの佐久間正英氏が、かつて音楽サイト・BARKSで『宮本浩次の力量はちょっと特殊』と評したほど」(同前)

 宮本の“歌手デビュー”は小学生のときに遡る。母親の薦めで東京放送児童合唱団に入団。10歳のとき、「みんなのうた」(NHK)で「はじめての僕デス」を歌った。中学時代にロックにのめり込みエレカシ結成。1988年にデビューしたが、「今宵の月のように」のヒットまで9年を要した。