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ドン・キホーテ前社長インサイダー逮捕 利益を得た「知人男性」とは?

 ディスカウントショップ大手「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルHDの大原孝治前社長(57)が12月3日、東京地検特捜部に逮捕された。

「流通大手のユニー・ファミリーマートHDは18年10月にTOBを実施し、ドンキをグループ会社としました。大原はその計画が公表される前の9月、知人男性に自社株を買うよう勧めたとして、金融商品取引法の取引推奨の疑いがもたれている。最近は千葉にある自宅ではなく、赤坂の高級マンションで生活していました」(司法担当記者)

 大原は93年に同社に入社。店長として社内トップの成績を収めるなどして、わずか2年後の95年には取締役に就任した。

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「創業者の安田隆夫会長(当時)の覚えめでたく、15年にCEOに就任。在任中に約4000億円の売上高を約1兆3000億円に成長させました。取引先とのゴルフや夜の会食など付き合いも良かった」(ドンキ関係者)

 そんな大原だったが、昨年9月、突然社内全ての役職から退いた。

「安田氏との確執が噂され、社内では大原との接触も禁じられましたが、実は辞任直後の11月と今年夏に証券取引等監視委員会による強制調査が入っていた。『強制調査のせいで辞めたのか』と大原に問うと、『そうかもしれない』とこぼしていました」(同前)

 今回大原が購入を勧めた「知人男性」は、当時7万6500株、金額にして約4億3000万円の買い付けを行い、数千万円の利益を得たという。一体何者なのか。

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