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今の巨人は「否定的な論調の記事は書けない」

「あんな無様な負け方をしたら、報道陣はオーナーに『来季も原監督に任せるのか?』と確認に行くべきなのに、それがないのは情けない。今の巨人の報道統制はキツく、否定的な論調の記事は書けないんです」と言う元巨人番記者が続ける。

「1996年の日本シリーズでオリックスに1勝4敗で敗退した時、武上四郎コーチが『誰かが辞めなきゃ(長嶋)監督を守れないだろ』と言って辞めたのを見ました。今そんな話になりませんよね。イエスマンばかりのコーチが『責任を取って辞める』なんて言ったら、原監督から、嫌味か、と睨まれてしまいますから(笑)」

現役時代の原辰徳 ©文藝春秋

 結果として原巨人はセ・リーグで他を圧倒した王者、ということばかりが喧伝されているが、「それも実は微妙なのです」と明かすのは前出のベテラン記者だ。

「開幕前、コロナ禍で多くのチームが練習を自粛していた頃、巨人はほとんどの選手が集まって練習していたのです。だけど球団から『今日はこの選手で記事を書いて下さい。誰々もいた、とは書かないで』などと指示され、あくまで自主練習の体を取っていた。そのアドバンテージで開幕ダッシュできたが、終盤の失速ぶりが本当の実力だと他球団は見ています」(同前)

“セ界の若大将”の天下は来季も続く――。

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