昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載シネマチャート

「VOGUE」の表紙を撮り続けた「賛否両論」男の素顔 「ヘルムート・ニュートンと12人の女たち」を採点!

シネマチャート

〈解説〉

一流誌で女性を撮り続けたファッション・フォトグラファー、ヘルムート・ニュートンの生誕100年を記念して制作されたドキュメンタリー。1920年にベルリンに生まれたニュートンは、1950年代半ばから各国版の「ヴォーグ」誌をはじめとするファッション誌で女性のヌード写真など衝撃的かつユニークな作品を発表し、賛否両論を巻き起こした。本人の記録映像と、女優のシャーロット・ランプリングやイザベラ・ロッセリーニ、米国版「ヴォーグ」編集長のアナ・ウィンター、モデルのグレイス・ジョーンズやクラウディア・シファーら12人の女性へのインタビューで、ニュートンの素顔や、作品の芸術性、社会との関係性を解いていく。監督は、100本以上のドキュメンタリー作品を製作・監督したゲロ・フォン・ベーム。93分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆怪優シュトロハイムに憧れつつ、案外、人柄は明朗快活。物語を感じさせる写真の数かず。女の顔ぶれもゴージャス。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆ニュートンの意外な側面より、彼と親しかった人たちの眼力が問われるのが面白い。I・ロッセリーニの発言が渋かった。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆裸婦のフォルムの美しさに改めて感動。妻ジューンの存在が創作を刺激する。お茶目な巨匠の幼少期の記憶も見逃せない。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆炎上案件の表現も視座のアングルを変えれば意味が反転する。「撮られる側」の愉悦を込めた写真論にして、優れた人物伝。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆もし生きていたら100歳のヘルムート。今なぜ彼を振り返るのかを考える。女たちの声とワイマール共和国時代の話は天晴。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
Arena, Miami, 1978 © Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』(独)
Bunkamura ル・シネマ、新宿ピカデリーほか全国順次公開中
https://helmutnewton.ayapro.ne.jp/about.php

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

週刊文春をフォロー