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『新感染』の衝撃から4年…ヨン・サンホ監督が語る「続編はカン・ドンウォンしかいないと思った」

 疾走する列車内で襲い来るゾンビの大群から娘を守ろうと戦う父親――2016年に公開された『新感染 ファイナル・エクスプレス』は、ゾンビ映画なのに泣ける! と日本でも大ヒット。そしてこの正月、ついに続編がやってくる!

 感染爆発が朝鮮半島を壊滅させた4年後、元軍人のジョンソク(カン・ドンウォン)はロックダウンされた半島に潜入するミッションを請け負うが……。

 激しいアクション満載の本作公開を前に、超多忙なヨン・サンホ監督にインタビューを敢行!

ヨン・サンホ監督 ©getty

◆ ◆ ◆

――前作の世界的大ヒットを受けての続編はプレッシャーが大きかったのでは?

ヨン・サンホ いいえ、前作と今作はまったくカラーが違うので、プレッシャーというより新しいものを作る喜びのほうが大きかったですね。

 パンデミックで壊滅した半島に再び潜入するというアイディアは、前作のロケハン中に、ある廃屋を見て思いついたんです。その時点ではいくつかのアイディアの中のひとつでしたが、『サイコキネシス―念力―』(18年)を終えてからシナリオに取りかかりました。

ゾンビが溢れる半島で生きる母娘 ©2020 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILMS.All Rights Reserved.

『マッドマックス』からの影響も

――前作のラストに到着した釜山の様子が描かれなかったり、登場人物を一新したのは意外でした。

ヨン・サンホ 確かに世界観は共通のもので続編と言えるのですが、まったく別の作品という位置づけでもあります。トーンもまったく違っているでしょう?

――確かに列車の中という密室が主な舞台になっていた前作と違って、今回はカーアクションが大きな見せ場。それも『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の影響を強く感じました。

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ヨン・サンホ マッドマックスのシリーズは楽しいですね! 『マッドマックス2』はポスト・アポカリプスの世界を正面から描いた最初の作品ではないかと思っています。荒廃した世界で生き残った人々の姿など、『怒りのデス・ロード』からも大いに影響を受けています。