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2020/12/28

 環境省は、「2050年にCO2排出を実質ゼロにすることを目指す地方自治体(※1)」を、「ゼロカーボンシティ」と呼んでいます。

 2019年9月に私が大臣になった時点では、東京都、山梨県、横浜市、京都市のわずか4つの自治体でした。それが1年後の11月7日には、170まで増えました。その人口を合計すれば81000013万人ですから、日本の総人口の半数を超えています。GDPに換算すれば、368兆円に相当します。

 こうした中、菅総理は、所信表明演説において、2050年カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。このことは、環境先進国日本の復権に向けた大きな一歩になったと考えています。環境省は、この実現に向け、ゼロカーボンシティの動きを後押しするため、再生可能エネルギーの導入拡大を支援するなどの取組を一層強力に推進していきます。

©iStock.com

 私自身も、環境大臣になって変わりました。マイバッグやエコバッグ、マイボトルの持参はもちろん、果物などを入れる保存バッグも、使い捨てのプラスチック製から再利用できるシリコン製に換えました。

「1人の100歩より100人の1歩」

 プラスチック容器を減らすためにシャンプーリンス一体型の石鹼を使ったり、ネクタイも再生可能エネルギーで稼働する工場で製造されたものも着用するようになった。こうした“変化”を「仕方なく」やっているのではなく「楽しんで」やっています。次は何を変えられるか、見つけた時には嬉しくなる。

 私は最近、「1人の100歩より100人の1歩」という言葉をよく使っています。環境政策や気候変動に対する取組とは、一人ひとりが行動をひとつずつ変えていくことです。環境大臣として、経済社会をリデザインするためにも、国民一人ひとりの日々の暮らしのリデザインに繋がる政策を総動員していきます。

 ※1 温室効果ガスの排出実質ゼロを目指す自治体も含む。

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