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「とくダネ!」小倉智昭が東京五輪前の“番組打ち切り”を容認した理由

 小倉智昭(73)が13日、キャスターを務める「情報プレゼンター とくダネ!」(フジテレビ系)で、3月26日をもって番組を終了することを生報告した。22年間の歴史に終止符を打つ。

 番組打ち切りをいち早くスクープし、小倉の思いや、フジテレビの内情を報じた「週刊文春」(2020年8月6日号)を公開する。なお、記事中の年齢、日付、肩書などは掲載時のまま。

出典:「週刊文春」2020年8月6日号

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「フジテレビのおかげで聖火ランナーにも選んでもらえた。『とくダネ!』は東京五輪で終わりかな」

 好々爺然とした表情でフジテレビ幹部にそう語った「とくダネ!」総合司会の小倉智昭(73)。だが……。

小倉智昭

「東京五輪までは続けたい」

 1999年4月に始まったフジテレビの「とくダネ!」は、「同一司会者による全国ネットの情報番組」の放送回数最多記録を更新する長寿番組へと成長。22年目の今年は、小倉が待ちに待った東京五輪を控えていた。

「小倉さんは常々、『東京五輪までは続けたい』と話していました。『それまでは、たとえギャラを下げてでも』と冗談めかして言うほどで。『とくダネ!』が始まってからは、毎回五輪開催国へ出向いて取材していました」(フジテレビ幹部)

 小倉にとって、五輪は特別な思い入れがある。

「64年に行われた東京五輪の時、高校2年生だった小倉さんは聖火ランナーに選ばれ、東京の府中市街を走ったのです」(同前)

 今回の五輪でも、再び聖火ランナーとして走ることが決まっていた。

「決定してからは、自宅付近を毎日マネージャーとウォーキングするなど、体力作りに励んでいました。2年前にがんで膀胱を全摘しましたが、最近の体調は良好でした」(番組関係者)

高額なギャラを払っている番組に大ナタ

 ところがコロナの影響で、東京五輪は1年延期に。さらに追い打ちをかけるように、広告収入が大幅に下がったフジテレビが、制作費を削減するため、大ナタを振るい始めた。

「出演者に高額なギャラを払っている番組を見直すことになり、まずは安藤優子さんが司会の『グッディ!』の2020年9月終了を決めました」(前出・フジテレビ幹部)

安藤優子

 そして――。

「小倉さんに2021年3月の『とくダネ!』打ち切りが伝えられました。時期は『グッディ!』終了が報道された7月初旬のようです。小倉さんは『世話になったし、フジテレビが大変な状況なのだったら』と、五輪を待たずに勇退を決意したと聞いています」(同前)