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2021/01/21

孫氏は「犬は犬同士、匂いでわかる」

「孫氏は馬氏と初対面だった00年、ものの5分で出資を決めました。自身も05年から昨年6月に退任するまでアリババの取締役を務めてきた。孫氏は最近『SBGは投資会社』と口にしますが、『アリババ株はできるだけ長く持ち続けたい』と語るなどアリババ株は依然として収益の柱でした。アントのIPOでも、上海・香港市場に参加できない日本の個人投資家は、アリババの大株主であるSBG株に投資することになる。それによって、SBG株の上昇を期待していたのです」(同前)

 ところが、孫氏の“皮算用”は狂ってしまう。

「30年ぶりの2万8000円台という日経平均を尻目に、アリババ株の急落に合わせる形で、SBG株も年明け以降、8000円を割り込む厳しい展開です」(同前)

馬雲氏も長年、SBGの取締役を務めていた ©共同通信社

 孫氏は馬氏との出会いをこう振り返っていた。

「犬は犬同士、匂いでわかる。私たちは同じ血の流れている動物。クレージーな者同士だと分かった」

 だが、孫氏の“嗅覚”をもってしても、馬氏の行方は分からないという。

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