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佐川氏の補佐人も務めたもう一人の“ヤメ検”

 安倍氏の弁護にはもう一人、これまで政治案件を数多く手掛けてきた“ヤメ検”が携わっている。

「熊田彰英弁護士(98年検事任官)です。森友問題では佐川宣寿氏が証人喚問された際、補佐人だった人物。“官邸の守護神”黒川弘務元東京高検検事長が元上司で、黒川氏も当時『彼は優秀だから』と語っていた。木村拓哉主演のドラマ『HERO』の監修も手掛けていました」(社会部デスク)

佐川氏の補佐人だった熊田弁護士(左) ©共同通信社

 熊田氏は、14年秋に明るみに出た小渕優子経産相(当時)が後援者を観劇会に格安で招いた問題の弁護も担当していたが、

「小渕観劇会と桜前夜祭は同じような構図です。小渕氏が閣僚辞任に追い込まれたのを受け、国会炎上を避けたい安倍氏側も14年から不記載に手を染めたと見られる。ただ、小渕観劇会では元秘書が有罪判決を受けたとはいえ、熊田氏の手腕もあって、小渕氏の立件は見送られました。安倍氏にとって、この問題を知り尽くした熊田氏の存在は心強かったはずです」(同前)

 さらに、熊田氏は日産ゴーン事件では検察との間に立って、元秘書室長の司法取引をサポートしていた。

「桜疑惑でも検察と安倍氏側の“談合”が指摘されますが、熊田氏にはその“実績”があるのです」(同前)

“最強ヤメ検軍団”を味方に復権を目論む安倍氏。検審の受理にも余裕の表情を見せているという。

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