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自衛隊“幹部クラスター”を招いた“安倍前首相の甥”参加の忘年会

 昨年末に防衛省が発表した海上自衛隊トップ、山村浩海上幕僚長らの新型コロナ感染。国防を揺るがす事態はなぜ起きたのか――。

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 山村氏のほか、海幕ナンバー2の西成人海上幕僚副長ら海上幕僚監部では計8名がコロナに感染。防衛省によれば、12月16日夜に、山村氏や西氏は都内のホテルで異動する幹部の送別会を開き、海自隊員ら計14人が参加したという。

「軍事組織は危機管理の点から、トップとナンバー2が同時に欠ける事態は絶対に防がなければなりません。そのため、コロナ禍では2人の同席を控えるのは常識。まして、菅義偉首相の8人会食が批判された直後の時期。山村氏の行動には『指揮官失格』との声も出ています」(防衛省関係者)

 山村氏は将来の統合幕僚長とも目されるが、

「17日夜も広島県呉市のスナックで、前呉地方総監ら計5名で飲酒を伴う会食をしていた。この店は海自の行きつけで、カラオケも設置されています」(同前)

安倍前首相の地元・山口県出身の山村海幕長

 今回深刻なのは、自衛隊幹部のコロナ感染が「海」だけで封じ込められず、「陸」や「空」にも広がってしまったことだ。

「防衛省は海上幕僚長の副官、陸上幕僚長の副官、航空幕僚長の副官の感染も公にしました。副官は各幕僚長を補佐するポスト。大臣から見て、副長が副大臣なら、副官は秘書官のようなポジションです」(同前)

 では、なぜ「海」「陸」「空」、各副官の感染が同時に発覚したのか。