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桑田真澄“巨人復帰”で阿部慎之助はどうなる? 原監督の“ハラ黒”人事術

「将棋でいえば、いやらしくて巧妙な一手だ」

 球界事情に精通する関係者はこう呟いた。

 季節外れの1月半ば、桑田真澄(52)が巨人に電撃復帰した。肩書は1軍投手チーフコーチ補佐。そこからは原辰徳監督(62)の権謀術数が透けて見える。

「指導者としてもエースになる」と桑田真澄 ©文藝春秋

次期監督は阿部慎之助が既定路線だったが……

「昨年暮れ、原監督が山口寿一オーナーに提案して実現したそうです。球団スタッフはおろか、桑田サイドでさえ驚いていた電光石火のサプライズ人事でした」(巨人担当記者)

 政権3期目の原は、今年が契約最終年。次期監督は二軍監督を務める阿部慎之助(41)が既定路線とされてきた。球団関係者が語る。

「2018年オフ、監督に復帰した原の重要なテーマが後継者の育成でした。現役引退して二軍監督を引き受けた阿部は、原に忠誠を誓い、“次期監督候補”の座を得たわけです」

 だが、桑田の登場によって、敷かれたレールに分岐が生じたことになる。