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 当の桑田も、原からの申し出を「嬉しかった」と、2つ返事で引き受けた。知人が明かす。

「講演やイベントを収入の柱にしていましたが、コロナ禍で大幅減収。現場復帰は渡りに船でした。加えて桑田は、巨人入団、メジャー挑戦、早大入りと、周囲から何を言われようとも自分の願望を実現させてきた男。以前から『僕はいつか巨人の監督になりたい』と言っており、今後は当然、それも視野に入ってくる」

原は若手投手陣の底上げを期待

桑田入閣に見え隠れする原の“腹黒い”人事術

 個人主義の桑田といえども、巨人復帰の筋道を作ってくれた原には大きな借りを作ったことに。ここにも原のしたたかな計略がある。

「球団として将来的な監督の大本命は、長嶋茂雄終身名誉監督のラインにあたる松井秀喜ですが、現在も在米で家族の事情等もあり、現実味は薄い。対して、V9監督の川上哲治―藤田元司の系譜にいる原は、ここにきて息のかかった後継者として阿部に加え、桑田のカードも手に入れた。何より今年、日本一を奪還すれば契約延長の話も出てくる。ゆくゆくは実績だけでなく、球団における存在感や影響力も“ミスター超え”を見据えているはず。桑田入閣にはこれだけ“腹黒い”人事術が見え隠れしているのです」(前出・球団関係者)

 かつて「若大将」と呼ばれた原も還暦を過ぎ、老獪さを身に付けつつある。

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