昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載シネマチャート

2000年に起きた未解決事件を元に描く法廷サスペンス 「私は確信する」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

フランス南西部のトゥールーズ。シングルマザーのノラ(マリーナ・フォイス)は、シェフとして忙しく働きながら、“ヴィギエ事件”を調査していた。息子の家庭教師の父親ジャック・ヴィギエが、行方不明の妻スザンヌを殺した容疑で裁判にかけられることになったのだ。敏腕弁護士のデュポン=モレッティ(オリヴィエ・グルメ)は、ジャックの無実を信じるノラに懇願され、弁護を引き受ける。彼の助手として、250時間の通話記録を調べるノラは、スザンヌの愛人のデュランデ(フィリップ・ウシャン)が、ジャックが不利になるように、証言者たちに根回ししていたことを知る。

〈解説〉

2000年に起きた未解決事件を元に描く法廷サスペンス。アントワーヌ・ランボーの長編監督デビュー作。110分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆苦手な法廷劇。ヒロイン(?)の私生活描写など不要では? いたずらに話を広げた感じ。弁護士役O・グルメ、さすがの風格。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆主人公の直進と弁護士の疲労感の間に生まれる落差がスリルの源。ただ、「確信」でドラマを動かそうとしたのはやや強引。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆ノラの調査力と分析の集中力には、厳しく頼もしい母性を感じる。息子の苛立ちと幼いながら母と向き合う描写もいい。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆素人探偵が音声記録から真実を探る過程の面白さ。新趣向ありの法廷劇だが、ヒッチコック言及は表面的なネタの域かな。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆架空の人物を混ぜる事で事件の輪郭を擬える極上のフランス法廷劇。通話記録を「聴く」フォイスの顔。主演俳優の圧勝。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© Delante Productions-Photo Séverine BRIGEOT

『私は確信する』(仏)
2月12日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
http://www.cetera.co.jp/kakushin/

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

週刊文春をフォロー