〈あらすじ〉
インドで孤児院を経営するイザベル(ミシェル・ウィリアムズ)に、アメリカでメディア会社を経営するテレサ(ジュリアン・ムーア)から、200万ドルという高額な寄附金のオファーが届く。打合わせのためにニューヨークに呼ばれたイザベルは、テレサの娘グレイスの結婚パーティーに招かれる。支援を受けるために渋々出席したイザベルは、テレサの夫が21年前に別れた恋人のオスカー(ビリー・クラダップ)であることを知る。しかもグレイスは、当時18歳だった自分とオスカーの間に生まれ、養子に出したはずの女児だった……。
〈解説〉
2006年のデンマーク映画『アフター・ウェディング』をリメイク。結婚式を皮切りに、秘密を抱えた2人の女性の人生が交錯するヒューマンドラマ。『理想の彼氏』のバート・フレインドリッチ監督作。112分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★☆☆昔の恋人、実の子、富豪と清貧(?)……作為が強くて、いささか腰が引けた。NYのリベラルな金持生活にはありそうな話。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★☆☆☆ソープオペラの亜種。都合のよい偶然を接ぎ木して、無理やり話を盛り上げている。社会問題や難病もお飾りに見える。
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斎藤綾子(作家)
★★★☆☆早い時点で結末が読めたが、それでも気持ちを揺さぶられた。命の限りを知った後どう行動するか考えずにいられない。
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森直人(映画評論家)
★★★☆☆原版の06年作から女性のW主人公に変更してお話のニュアンスが増した。「生きる」ことについて人生後半戦の為の映画。
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洞口依子(女優)
★★☆☆☆どの話に帰結したかったのか。オスカー役者の展示会的ムーアの大芝居。インドの赤土に立つミシェルに別の物語を妄想。
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
『秘密への招待状』(米)
2月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
https://afterthewedding.jp/
