ゴルフのウッズ選手、横転事故で負傷 脚を手術、命に別条なし
【ニューヨーク時事】男子ゴルフのタイガー・ウッズ選手(45)=米国=が23日、米ロサンゼルス近郊で自ら運転する車で事故を起こし、救急車で病院に搬送された。保安当局の発表によると、ウッズ選手は足首の骨折のほか、脚の複数箇所を骨折する重傷で手術を受けた。意識はあり、命に別条はないという。
事故は午前7時12分(日本時間24日午前0時12分)ごろ発生。車は横転して大破し、ウッズ選手は工具を使って事故車から救出された。車には1人で乗っており、巻き込まれた車はなかったという。捜査関係者はロサンゼルス・タイムズ紙に対し、ウッズ選手の車が猛スピードで走行し、制御を失ったとの見方を示した。
ウッズ選手は米ツアーで歴代最多タイの通算82勝、メジャーでは歴代2位の15勝を挙げている。昨年12月に痛めていた腰を手術し、復帰を目指していた。
◇ウッズ選手の略歴
タイガー・ウッズ(米国)生後6カ月でゴルフに興味を持ち、3歳でハーフ48をマーク。全米アマチュア選手権で史上初の3連覇を果たし、96年にプロ転向。97年のマスターズを史上最年少の21歳3カ月で制覇。99年に全米プロ、00年に全米オープンと全英オープンを勝ってグランドスラムを達成。歴代最長の683週にわたって世界ランキング1位に君臨した。
けがなどで低迷したが、18年に5年ぶりの米ツアー優勝。19年4月のマスターズでメジャー通算15勝目、同年10月には千葉で行われたZOZOチャンピオンシップで米ツアー歴代最多タイの82勝目を挙げた。最終日には赤シャツ、黒パンツの勝負服でプレーする。185センチ。カリフォルニア州サイプレス出身。45歳。
