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背後から首を絞めて体を触り…“強制わいせつ”アルペン前会長72歳を豹変させた「消えた愛人」

 名古屋市東区白壁にあるその一帯は、武家屋敷の面影を残す愛知県随一の高級住宅地だ。10年前、126坪の土地に建てられた延床面積500平方メートルを超える3階建ての豪邸は、「推定4、5億円の物件」(不動産業者)。「アルペン」創業者の水野泰三氏(72)が暮らす邸宅である。

「水野さんはもともと気さくな方なんですが、ある時から人が変わったようになって……。常に苛立っている感じで、ベンツの運転も荒っぽくなり、身の回りで何かあったのかなと、心配していました」(近隣住民)

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 事件が起きたのは昨年11月29日、日曜日の昼過ぎ。名古屋市中区の歓楽街にある男女の出会いを目的とした「マッチングカフェ」で、A子さん(42)と意気投合した水野氏は、2人でホテルへ移動した。

「ところが、性交渉を巡って口論に。水野氏はA子さんの背後から両腕で首を絞めて振り回し、床に押し倒して馬乗りになって腕を捻じり上げたと。その際に体を触るなどのわいせつな行為もしている。現金10万円とA子さんの運転免許証を取り上げ、さらに部屋の外に逃げたA子さんの髪の毛を掴むなどの暴行を加えた」(捜査関係者)

水野泰三アルペン前会長

 A子さんはむち打ち、腰椎捻挫など全治3週間の怪我を負った。古希を過ぎてはいるが、水野氏はゴルフ焼けしたスポーツマン。身長も180センチ近くある。

「3日後、中警察署がA子さんの被害届を受理。2人は当日が初対面で、水野氏は名前や素性を明かしていなかった。その後、防犯カメラの分析などで水野氏が浮上。2月10日、強制わいせつ致傷、窃盗、暴行の疑いで逮捕した」(同前)

 当の水野氏は「女性と口論になり、もみ合いになったが、暴力は振るっていないし、ワイセツなこともしていない」などと容疑を否認。逮捕当日まで「普段と変わることなく業務を行っていた」(アルペン広報)というが、2月12日、水野氏はアルペンの代表取締役会長を辞任する。

 水野氏を知る飲食店関係者が嘆息する。

「ワンマン社長らしく、お金と時間にはシビア。クラブに行っても、女の子の追加オーダーをさせなかったりしましたが、女性とは綺麗に遊んでいたタイプだけに意外でした。もしかしたら払ったお金を取り戻しただけだったのかもしれませんが、彼にとって10万円なんて端金でしょうに……」