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「京大生に寿司をおごるよ」とメンバーを集め、焼肉をおごるサコダ

「七夕会は京大と慶大のOB、現役生のみを正会員とする社交クラブです。両大学のエンブレムに似せた会のシールまで作っていた。去年の春頃、彼からSNSを通じて『京大生に寿司をおごるよ』とダイレクトメッセージが来たんです。同じようにSNSで声をかけて、メンバーを集めていたようでした」(現役京大生)

 京都市で七夕会の会合が開催されたのは、去年の7月11日夜。10人ほどの京大生が参加した。

「寿司ではなく、焼肉チェーン店の食べ放題コースでした。『東京に住む京大卒の医師で、気まぐれに後輩にご馳走をしているんだ』などと話していて、自己顕示欲の強い人だなという印象を受けました」(同前)

京大の学生証まで偽造

 そして前述の傷害事件によって、その正体が遂に露見。サコダは当初「ボランティアで診察した薬物乱用患者に暴行され、負傷した。高額の医療費がかかる」と主張し、七夕会のメンバーらにもカンパを募った。

「実際にお金を出した人もいます。ところが入管法違反で逮捕され、名前も経歴もデタラメだったと知り、学生有志のネットワークを駆使して本当の姿を調べ始めたんです」(同前)

留置先の警察署から手紙を送付

 その結果、闇医療以外にも、薬局から仕入れた薬剤や注射器を転売し、小銭を稼いでいた事実が判明。

「借金を返さず、家賃を滞納していたことも分かりました。七夕会で焼肉店に行った時の支払いも、知人のクレジットカードを使っていたんです」(同前)

 サコダは昨年12月初旬、留置先の警察署から七夕会のメンバーに手紙を送付。〈手段を選ばない卑怯な捜査方法に強い憤りと不快感を覚える〉と書かれ、捜査当局の聴取に応じないよう求めていたが、結局、医師法違反(無資格医業)容疑で再逮捕されるに至った。

 仮面を被り続けると、面の皮も厚くなるようだ。

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