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連載シネマチャート

「アフガニスタンで最悪の戦闘と言われた14時間」の知られざる実話 「アウトポスト」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

2006年、米陸軍はアフガニスタン北部の山奥に一連の前哨基地(アウトポスト)を築いた。その一つ、キーティングに派遣されてきたロメシャ二等軍曹(スコット・イーストウッド)らは、その立地を見て愕然とする。高い山脈に囲まれた谷底にあり、防御面において極端に脆弱なのだ。案の定、ゲリラ兵の襲撃により、日々仲間が命を落としていった。2009年10月3日の未明、とうとう300名余りのタリバン兵から総攻撃を仕掛けられてしまう。わずか54名の米兵たちは、援軍の到着まで、生き延びるために戦い続ける。

〈解説〉

『ザ・コンテンダー』のロッド・ルーリー監督によるミリタリーアクション。アフガニスタンで最悪の戦闘と言われた14時間にも及ぶ「カムデシュの戦い」での知られざる実話を映画化。123分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆「袋のネズミ」のごとくタリバンに追い込まれた米兵たち。その悲惨さは十分伝わって来るが。鎮魂の映画と思うべき?

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆傑作狙いの野心とは無縁のぶっきらぼうな製作姿勢と勤勉な技術が噛み合って、肚に響く。役者も骨惜しみしていない。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆ゲームのような接近銃撃戦に逃げ場を失う若い米兵たち。その光景は凄絶でエンドロールで語られる内容に再度身震い。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆舞台を変え、倫理的基準を調整しながら、戦争映画というジャンルは米国で再生産されていく。その現代的水準を示す一例。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★★激アツ迫撃砲、M4連打、M2搭載ハンビー。疲弊した米国の腹ワタを覗く。イーストウッドに若かりし父の声を想起!?

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©OUTPOST PRODUCTIONS, INC 2020

『アウトポスト』(米)
3月12日(金)より新宿バルト9ほか全国公開
https://klockworx-v.com/outpost/

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