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理事長室にトボトボ入っていき……

「高見盛が理事長室にトボトボ入って行く。『やっぱりできません』と言うのを、八角理事長が『いくらでもバックアップする。先代のおかみも経理面を手伝うと言っているし、優秀なマネージャーもいるから大丈夫だ』と説得。『わかりました、頑張ります!』と出て行くのですが、翌日になるとまた『やっぱり無理です……』と理事長室へ。場所中、それを繰り返していたそうです(笑)」(同前)

 仕方なく先代夫人と八角理事長、元高見山の間で「とりあえず1年間だけでも。その間に後継問題を考える」と妥協案をまとめ、師匠就任を呑ませたという。

高見盛 ©文藝春秋

 ところが新師匠はこの1年、浅草近くの自宅から葛飾区柴又の部屋まで自転車“通勤”をやめなかった。後援会関係者が嘆息する。

「熱心に指導するわけでもなく、ただ稽古を見守っているだけでね。弟子とちゃんこも囲まずにサッサと帰っちゃうし(笑)。もちろん、部屋経営は煩雑で難しい部分も多く、性格に向き不向きもある。嫌々師匠を続けられても、いきなり新しい師匠が来ても、どちらも力士たちが可哀想。決して高見盛が悪いわけではないですが、東関部屋の名前が無くなるのは残念です……」

 場所後、東関部屋は閉鎖され、八角部屋に吸収されることに。弟子を守り切れぬ“ロボコップ”であった。

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