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「なぜ好きでもない人が性的な夢に」…心理師が教える”セルフ夢分析”術

世界一眠れない日本女性のための更年期の「夢」分析入門 #2

2021/04/06

 世界で一番睡眠時間が少ない日本人女性。中でも、40代〜50代の日本人女性の睡眠は圧倒的に足りていない。そんな日本人女性に必要な「夢」にまつわる知識を取材した(前後編の前編/前編を読む)。

月経前に性的な夢を見る理由

 女性ホルモンと夢見の関係でいえば、月経前に性的な夢をみることが多いと感じる人もいるのではないか。

 月経前には性欲が高まる女性が多い。女性ホルモン分泌量が減り、相対的に男性ホルモンがもたらす作用が強くなるからともいわれている。

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「海外の研究では、黄体期(月経前の2週間)には楽しい夢を見やすいという報告があります。感情豊かな夢と言い換えてもよいでしょう。また生理学的には、レム睡眠時には女性でも男性と同じようにエレクション(勃起)が起こるとされるので、性的な夢を見てもおかしくありません」(小川さん)

「性的な夢は世界的にもよく見る夢のトップ10に入りますが若い世代に多く、年齢とともに減る傾向です。40代以降では、むしろたまに見るからこそ驚きを感じ、印象に残るのかもしれません」(松田さん)

週刊文春WOMAN vol.9 (2021年 春号)

 松田さんは大規模ウェブ調査などにより夢のデータを集積し、疫学的研究を行っている。それによれば、夢のテーマとして世界的にも多いのは「飛ぶ夢」だが、その飛び方はバリエーションが多いという。

「調子がいいときは宇宙から地球を見おろして気持ちよく飛ぶ夢になりますし、余裕のないときは泳ぐように手足をバタバタさせ、手足の動きを止めると地面につきそうになるという夢になる。今の生活をどれだけうまくやれているかという心理的な自己評価と、夢の中での飛び方は関係しているようです」(同前)