「赤木ファイル」提出求める 国側は「探索中」―大阪地裁
学校法人森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自殺した同省近畿財務局職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が国などに損害賠償を求めた訴訟の進行協議が22日、大阪地裁であった。原告側代理人によると、地裁は国に対し、赤木さんが改ざんの経緯などを記した文書「赤木ファイル」が見つかり次第、任意で提出するよう求めたという。
原告側代理人は、この文書について、国側が「探索中」と回答したことも明らかにした。
原告側は今年2月、訴訟の証拠として、国に対し文書提出命令を出すよう地裁に申し立てた。国側は文書の存否について回答していない。
