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個人情報漏れのLINE 推定資産は約250億円の“真の実力者”はどう動く?

 国内8600万人以上のユーザーを抱える無料通信アプリ「LINE」。利用者の個人情報が中国の会社で閲覧可能な状態になっていた問題を巡り、政府も運用の見直しを検討し始めた。

「LINEは3月1日にヤフーと経営統合し、Zホールディングス傘下に入ったばかりでした。ただ、統合直前の1月下旬、外部からZHDに対し、LINEの個人情報の取り扱いに関して情報提供があった。LINEが調査をしたところ、中国の子会社『LINEデジタルテクノロジー上海』の中国人技術者4人が、日本のサーバーに保存された利用者の名前や電話番号などの個人情報にアクセス可能な状態だったことが発覚したのです」(経済部記者)

 なぜこうした問題が起きたのか。鍵を握る人物がいる。メディア露出が目立つCEOの出澤剛氏(47)ではない。創業時からシステム開発を仕切ってきたもう1人の代表取締役、CWOの慎ジュンホ氏(49)だ。

出澤CEOと並ぶ慎CWO(左=LINE HR BLOGより)

「彼こそがLINEの“真の実力者”です。CWOはチーフ・WOW・オフィサーの略。WOWとは『思わず友だちに教えたくなるような驚き』を指し、会社のコアバリューとして掲げている言葉です」(同社関係者)

 もともと韓国の大手IT企業「ネイバー」の日本法人だったLINE。そこで日本発のサービスを開発した立役者が、慎氏だった。