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“日本一濃い俳優”北村一輝51歳 「モテるから船乗り志望」→「俳優でブレイク」するまで

 最終話の視聴率が20.1%(ビデオリサーチ調べ)と、今期連ドラ一人勝ちの「天国と地獄~サイコな2人~」(TBS)。主演の綾瀬はるか(36)をアシストしたのが“日本一顔の濃い俳優”こと北村一輝(51)だ。違法捜査も厭わず、同僚と衝突しながら犯人を追いつめる熱血刑事役。

「かつて海外ロケでインド人に間違えられた逸話を持つ濃い顔に、ギラギラした眼力。“目的のためには手段を選ばない男”がピタリはまった」(放送記者)

タランティーノ監督の「キル・ビル」にも出演していた

“エロ男爵”こと沢村一樹と名前も風貌も似ていることから混同されやすいが、モデル出身の沢村に対し、北村は「世界中に行けるし、女の子にモテる」ということで元々は船乗り志望。愛媛県の国立弓削商船高専に入学した。

 だが俳優を志して18歳で中退。上京したがマネージャー兼俳優という立場でエキストラがせいぜい。挫折し、4年間世界放浪の旅に出たこともあった。

「当初は本名の北村康で活動していたが、暴力描写で注目を集めていた三池崇史監督に見出され、北村一輝と名付けられた。三池監督の『日本黒社会 LEY LINES』(1999年)に主演しキネマ旬報新人男優賞を受賞。徹底した役作りで知られ、ワンシーンのみのチンピラ役のために、歯を何本も抜いたことも」(映画ライター)