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妻がいるのに2股、既婚者ハンター、とにかくモテる魔性のメス…… 水族館職員が暴露する「ペンギンの惚れっぽすぎる日常」

妻がいるのに2股、既婚者ハンター、とにかくモテる魔性のメス…… 水族館職員が暴露する「ペンギンの惚れっぽすぎる日常」

2021/04/04

 近年、有名人の不倫・浮気が相次いで報道され、そのたびに大きな話題になっている。なかには同時に複数の相手と交際したり、数年おきに不倫が明るみになる芸能人もいる。

 しかし実は、彼らも舌を巻くほどの複雑な交遊関係をつくりだす生き物がいる。それは、ペンギンだ。

すみだ水族館の新婚夫婦《ラムネ》♂と《ゆず》♀

ペンギンの複雑すぎる関係性

 白昼堂々(?)と不倫や浮気をする動物は意外と多い。夫婦円満の象徴・オシドリですら一夫多妻制だというし、チンパンジーは乱婚型だ。水族館では数十羽単位でペンギンを飼育しているが、彼らは自然界と同様に、日常的に不倫や浮気、くっついて離れて、またよりを戻して……などを繰り返しているというのだ。

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 これに注目したすみだ水族館(東京・墨田区)が、2018年10月にすったもんだの関係を“ペンギン相関図”として掲示したところ話題の的に。これに追随して、同系列の京都水族館では2018年10月に、都内にあるしながわ水族館が2019年9月にペンギンコーナーに相関図を展示し始めた。ペンギンたちの“惚れっぽすぎる関係”は3月12日に放送された「坂上どうぶつ王国」(フジテレビ系)でも紹介され、大きな話題を呼んだ。

すみだ水族館に掲示された「ペンギン相関図2021」

 すみだ水族館で飼育するのはマゼランペンギン48羽、京都水族館はケープペンギン59羽、しながわ水族館はマゼランペンギン16羽だ。各水族館で種類や頭数の違いはあれど、ペンギンの浮気現象は共通らしい。

 そこで今回は、ペンギン相関図を掲示する水族館を厳選取材。2021年最新版の“ペンギン恋愛事情”をお届けしよう。