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連載シネマチャート

孤高の発明家ニコラ・テスラを演じた伝記映画 「テスラ エジソンが恐れた天才」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

1884年、ニューヨーク。クロアチアで生まれた移民のニコラ・テスラ(イーサン・ホーク)は、28歳でトーマス・エジソン(カイル・マクラクラン)が経営する会社に就職するが、直流送電システムを考案したエジソンと対立し、独立する。1893年のシカゴ万博で、エジソンとの“電流戦争”に交流システムで勝利したテスラは、一躍時代の寵児となり、人気女優のサラ・ベルナールに接近する。大富豪J・P・モルガンの末娘のアン(イヴ・ヒューソン)と長年交流し、モルガンから多額の援助を受けて“無線”の研究に没頭するが、潔癖で繊細なテスラの心は、実業界や社交界との関係に疲弊していく。

〈解説〉

監督・脚本は『アナーキー』のマイケル・アルメレイダ。天才発明家の半生に迫る伝記映画。103分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆興味深い人物なので期待したが、もうひとつ焦点が絞り切れず。エジソンとの関係をもっと見たかった。時代色を楽しむ。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆本人はもちろん、時代との関係も興味深いのだが、語りがややちぐはぐ。E・ホークも「理科系の天才」に手を焼いている。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆神懸かり的な閃きと、実現に邁進するテスラの真っすぐさ。長寿で孤独死も納得。携帯電話の演出に戸惑いつつ楽しめた。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆陰と陽。月と太陽。発明王の光に対峙する呪われた偉人伝。カルト的に熱愛される彼にはトリッキーな語り口も似合ってる。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆成り切り型イーサンのテスラ。カイルのエジソンも悪くない。時折スパークするも肝心のテスラの遺産描写はパワー不足。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© Nikola Productions, Inc. 2020

『テスラ エジソンが恐れた天才』(米)
3月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
https://cinerack.jp/tesla/

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