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夫は「いかにも優しそうな見た目で、子煩悩」

 その後、碇は自らの手で幸せを掴み取る。20代後半で結婚。夫は真面目でしっかり者の会社員だった。

 やがて夫婦は2人の男児に恵まれ、12年には篠栗町に新築のマイホームを3000万円のローンを組んで購入。町内では高級住宅地の約200平米の土地に構えた2階建ての一軒家だ。その2年後に誕生したのが三男の翔士郎ちゃんだった。

 家の庭にはブランコ付きの遊具が置かれ、夏場はビニールプールではしゃぐ兄弟たちの愉快げな声が響く。

「ご主人もいかにも優しそうな見た目で、本当に子煩悩な方でした」(近隣住民)

 だが――。16年4月、息子を通わせていた町立の幼稚園で、同じく三児の母だった赤堀と出会うのだ。

碇から約1200万円を詐取した赤堀

相手を騙すことに全く抵抗がない赤堀

 スリムで元「モーニング娘。」の保田圭似だった碇と、大柄で年齢も本名も偽っていた赤堀。一見アンバランスな2人は、急速に親密さを増していった。

「声をかけたのは碇さんだったようです。友人が少なそうな赤堀を気遣って。お人好しの彼女には、赤堀の本性を見抜くことができなかった」(ママ友の一人)

 身の回りで絶えず金銭トラブルを起こしてきた赤堀は、相手を騙すことに全く抵抗がない女だった。「ママ友が悪口を言っている」「親族が裏切っている」などと唆(そそのか)し、碇の人間関係をことごとく分断。さらに夫の浮気も捏造し、「児童手当がもらえるから養育費はいらない」と焚き付けて19年5月に離婚させた。当初は対等だった2人の間柄も、道端で一方的に赤堀が碇を罵倒するまでに。