昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載THIS WEEK

2021/04/06

日銀の方針変更は個別株にどう影響したのか

 実際、3月22日(18日終値対比)にはファーストリテイリング株が12%安、ソフトバンク株は11%安、ダイキン株は7%安といずれも下落。一方で堅調に推移しているのが、

「大型株(時価総額と流動性が高い上位100銘柄)にもかかわらず、日経平均には採用されていない銘柄です。例えば、旧大阪証券取引所で主に取引されていたとの理由で任天堂や村田製作所、日本電産、キーエンスなどは日経平均に採用されていません。かたや約2200社が対象のTOPIXは単純な株価の平均ではなく、時価総額も考慮に入れた加重平均。大型株の動きに影響されやすい指標です。日銀の方針変更を受け、任天堂株などは上昇基調に入りました。日本電産株なども手堅いと言えます」(同前)

©iStock.com

 だが、日銀の動向によって、個別株が左右される不健全な状況は変わらない。

「すでに日銀はETFを時価で約50兆円分購入しており、日本企業にとって最大の大株主。含み損になる『2万円割れ』を防ぐため、今後も巨額のETF購入は続くでしょう」(同前)

 出口は遠のくばかりだ。

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

週刊文春をフォロー