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菅首相とのツーショット写真を見せて……“根っからの詐欺師”総務副大臣元スタッフの「悪質手口」

 熊田裕通総務副大臣(愛知1区)の元スタッフで、会社役員の加藤裕容疑者(34)が持続化給付金を騙し取った事件。愛知県警は3月22日、加藤容疑者ら4人を詐欺容疑で名古屋地検に送検した。

 社会部記者が語る。

「加藤容疑者は自民党の秘書を名乗り、大学生らに持続化給付金のセミナーを繰り返していました。『自民党・熊田議員の事務局』と記された名刺で相手を信頼させ、『自民党という立場を使った法の抜け道を知っている』と給付金の不正受給を持ちかけていた。不正受給で手にした100万円のうち、手数料として70万円程度を懐に入れ、大学生らには残りの約30万円を渡していた。熊田氏によれば、支援者の紹介で19年10月から昨年10月まで、事務所のボランティアスタッフとして勤務していました」

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 加藤容疑者が犯行に手を染めたのは、これが初めてではない。

「11年6月にも詐欺容疑で逮捕されています。名古屋市内の婚活パーティで知り合った女性に『1年くらい付き合ってから結婚しよう。ペアリングの指輪を買いたい』と話し、指輪代約280万円を騙し取りました。彼は根っからの詐欺師です。『この人と付き合いがある』と口から出るのは有名人との自慢話ばかり。何が本当なのやら……という感じでしたね」(知人)

 14年10月には、高級外車のレンタカーや浄水器販売を手掛ける会社を名古屋市内で設立。ホームページに掲載されたレンタカーを見ると、2000万円を超えるフェラーリなどがズラリと並ぶ。その実態はと言うと、

「大阪で借りて名古屋で又貸ししていただけ。浄水器の訪問販売では客からのクレームを恐れたのか、偽名を使って契約をしていたこともありました」(同前)