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巨人「3連覇の死角」は正捕手 “スガコバに気を遣う”大城卓三は変われるか

 開幕カードのDeNA戦で2勝1分と上々のスタートを切った巨人。しかし開幕戦では、先発のエース・菅野智之が6回8安打3失点とピリッとしなかった。

「原辰徳監督も『もう少し、7回ぐらいまで放ってくれたらなあ。制球に苦しんだというところじゃないでしょうか。以上!』と厳しい表情で問答を打ち切りました」(スポーツ紙番記者)

 この日の菅野の“女房役”は、初めて開幕マスクをかぶった大城卓三捕手(28)。

“阿部二世”の期待がかかる大城 ©共同通信社

「大城のリードは変化球が多く、それを狙い打たれていた。菅野は満塁から押し出し四球を与えるなど持ち前の制球力が発揮できずにイラついていましたね。ベンチでは大城と宮本和知投手チーフコーチが深刻そうに話し込んでいた」(同前)

 巨大戦力を擁し、セ・リーグ3連覇間違いなしと見られる巨人だが、数少ない“死角”が正捕手問題だ。大城のほか、ベテランの炭谷銀仁朗(33)、小林誠司(31)、成長株の岸田行倫(24)が争っている。

「原監督は『打てる捕手』を求めている。守りの面では炭谷、小林が安定しているが、攻撃を考えると昨季打率2割7分、9本塁打と好成績を残した大城を使いたい。しかし、リード面に難があるので、我慢の起用が続いている」(球団関係者)

 原監督、菅野と同じく東海大相模―東海大出身の大城。今春のキャンプではこんなシーンも見られた。

「菅野はカーブを改良したり、プレートを踏む位置を変えたりと新しい取り組みをしていたが、『大城はブルペンに来てボールを受けようともしない』と不満を漏らしていた」(前出・記者)

 大城にも言い分がある。