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四天王寺高には進学せず上京し…

 卒業後、四天王寺高には進学せずに上京。一人娘を可愛がる父親は「1、2年で戻ってくるだろう」と考えて送り出したものの、

「女性敏腕マネージャーと二人三脚で、舞台やドラマに次々出演していった。その傍ら、法政大にも進学しています」(同前)

 飛躍の転機となったのが、13年の朝ドラ「ごちそうさん」(NHK)で見せた歌唱力だ。喫茶店の焼氷を宣伝するために、「焼氷有り〼の唄」を熱唱。約2分間の歌声にお茶の間は釘付けになった。

「その5年前、無名だった高畑を、コブクロの小渕健太郎が『新人歌手』としてプロデュースしています。『みつき』の名でデビューし、竹内まりやからも楽曲提供を受けた。プロも絶賛の歌声なのです」(同前)

14年発売のCD「PLAY LIST」

 ここから、ドラマの主演作やCM出演などが一気に増えていく。18年の主演作「忘却のサチコ」(テレビ東京系)の山岸聖太監督が彼女の演技力を語る。

「新郎に逃げられたアラサー編集者(サチコ)が辛いことを忘れるために旨いものを探し求めるという話でしたが、一つの役でも、多彩な表情を魅せてくれました。言葉もなく、一人ただ食べるだけのシーンでは寂しさや哀愁を訴えかけてくる。現場ではいつも静かでしたが、演技力で牽引するタイプの座長でした」