「現在は33病床に減らされ、職員数も半数は派遣元の病院に戻されました。一時的に患者数が減ったのは確かですが、今後、感染者数が増えることは明白です。これでは専用病院の本来の使命は果たせません」(病院関係者)
この現状を都はどう説明するのか。同病院を管轄する病院経営本部は、「現在、医師5名、看護師48名の体制としていますが、常に100床の運用が可能となる体制を維持しています」と答えた。
だが前出の看護師は、「派遣元の病院に戻った職員の多くは通常勤務に当たり、夜勤もしています。仮に患者が急増しても、すぐに駆け付けることは困難です」と断言する。
都の病床不足を解消するために開設されたはずのコロナ専用病院で何が起こっていたのか。
4月7日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」及び4月8日(木)発売の「週刊文春」では、専用病院を小池氏が開設した経緯、オープン後の病床運用の実態、そして数字を華々しく打ち上げるものの実態を伴わない小池氏のコロナ対策の“まやかし”などについて詳報している。

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