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難民申請者、法改正への反対を呼びかけ ミャンマー出身者「帰ったら死んでしまう」

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難民申請者「帰ったら死ぬ」 法改正反対訴え―東京

入管難民法改正案に反対し、記者会見する難民認定申請者や支援者=7日午後、東京都千代田区

 難民認定申請中でも強制送還を可能にする入管難民法改正案をめぐり、当事者や支援者らが7日、東京都内で記者会見を開き、法案への反対を呼び掛けた。ミャンマー出身の申請者は「帰ったら死んでしまう」と訴えた。

 支援者の弁護士らによると、現行法では難民認定申請は何度でも可能で、申請中は母国への送還を回避できた。しかし、改正案は3回目の申請以降は送還可能とする。申請者が母国の情勢に問題があると訴え、入管当局が受け入れた場合は手続きが停止されるが、送還される危険性は以前よりも格段に高まるという。

 会見に参加したミャンマーの少数民族の女性は、父親が国軍と交戦したカチン独立軍(KIA)の幹部。既に申請3回目で、「強制送還されたらとても困る。命が危ないから申請している」と強調した。ナイジェリア人の申請者で、日本に25年以上暮らすエリザベスさんは「なぜ、日本政府は難民をいじめるのか」と法改正の動きを批判した。

 法改正に対しては、国連の特別報告者や作業部会が3月、送還後に生命や権利が脅かされる可能性があるなどとして、国際人権法に違反すると指摘している。

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