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連載シネマチャート

ヒマラヤ山脈の秘境村に赴任した若手教師の運命は 「ブータン 山の教室」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

ブータンの首都で祖母と暮らす若手教師のウゲン(シェラップ・ドルジ)には、オーストラリアで歌手になるという密かな夢があった。ウゲンはある日上司に呼び出され、標高4800メートルの地ルナナへの、半年間の赴任を命じられる。ヒマラヤ山脈の山道を、8日間かけて歩いて到着した村には、電気も電波もトイレットペーパーもなく、ウゲンは村長に「帰りたい」と申し出る。しかし、授業を心から待ち望んでいる9人の子供たちや、自然や動物と共生する村人たちとの暮らしに触れて、ウゲンの心は次第に変化していく。

〈解説〉

都会から来た若い教師と、秘境ルナナに暮らす人々の交流を描き、幸せの意味を問いかける。ルナナに暮らす人々が出演。監督・脚本のパオ・チョニン・ドルジの長編デビュー作。110分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆先の読める展開だが、話よりも別天地の如きブータンの風景と暮らしに様々な思いをかき立てられる。少女もかわいい。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆先は読めるし、善良さも溢れすぎだが、つい好意を抱く。自然光を生かした撮影と抒情の質が清水宏の世界に通じている。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆ブータンの少女の微笑みに☆を。ヤクに捧げる歌にも☆。美しい山並みで生きる幸福に☆。教師ウゲンの素直さにも☆を。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆二項対立の風刺軸を打ち出しつつ、意外なほど楽しい仕上がり。都会っ子の清爽な成長。矢口史靖監督の語りを連想した。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆人々の表情。風に乗って、映画が終わっても耳に残るヤクに捧げる歌。ブータンの山の生活様式を覗き幸福の定義を反芻。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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『ブータン 山の教室』(ブータン)
岩波ホールにて公開中
https://bhutanclassroom.com/

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