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2021/04/26

なぜ制度を変えてまで数値達成を目指すのか

 北欧や台湾など、多くの女性が活躍する国ではクォータ(quota=割当)制度の導入によって社会を変えた。なぜ制度を変えてまで数値達成を目指すのか。それは、現代のように変化の激しい何が起こるかわからない世界では、人や能力の多様性が変化を柔軟に乗り越える鍵となるからだ。ニューロ・ダイバーシティ(神経構造の多様性)という言葉がある。例えば発達障害のような特性もひとつの個性とみなして、それに相応しい仕事や活動の場が得られるようにしたことで、AIの世界は大きな飛躍を遂げた、という。女性30%の達成は、ダイバーシティ実現の第一歩なのである。

写真はイメージ ©iStock.com

 就任してすぐにSGU(スーパーグローバル大学創成支援)に採択され、同時に初めての長期ビジョンを作り、そのアクション・プランを策定し、中期経営計画に落とし込み、不足があればタスクフォースを作って計画に入れていった。日本のダイバーシティも、そのような計画性が必要である。

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 田中優子さんの寄稿「『女性』総長退任の辞」は、「文藝春秋」5月号の「巻頭随筆」と「文藝春秋digital」に掲載されています。

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