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連載シネマチャート

孤独な古生物学者が出会った美しく奔放な女性 「アンモナイトの目覚め」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

1840年代、イギリス南西部。古生物学者のメアリー・アニング(ケイト・ウィンスレット)は海辺の町ライム・レジスに、老いた母親(ジェマ・ジョーンズ)と2人で暮らしていた。10代の頃に魚竜イクチオサウルスの化石を発掘し、大英博物館に展示された栄光は遠い過去となり、現在は観光客の土産用アンモナイトを海岸で採集し、細々と生活している。そんなある日メアリーは、ロンドンの裕福な化石収集家に頼まれて、彼の妻シャーロット(シアーシャ・ローナン)を数週間預かることになる。人嫌いで気難しいメアリーはシャーロットを突き放すが、彼女の美しさと奔放さに魅了されていき……。

〈解説〉

『ゴッズ・オウン・カントリー』で長編デビューしたフランシス・リー監督が、実在の古生物学者の知られざるドラマを描く。孤独な2人の女性の愛の物語。118分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆K・ウィンスレットが迫真の演技。感心するが愉しめず。S・ローナンの順調な成長ぶり。時代衣裳と風土感は、さすが。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆鉛色の空と時代に抑圧されていながら、意外に重苦しくない。主演ふたりが交わす微細なサインを解読するのが面白い。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆自力で糧を得る人生を当然とするアニングと、可憐で無邪気に女性という価値を生きるマーチソン。女2人の同衾に恍惚。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆『燃ゆる女の肖像』との驚くべき共振は時代の必然と言うしかない。芝居巧者のW主演を得た語りの設計も素晴らしい。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆自分でも気づかない感情の芽生えは化石を発掘したかのような驚き。涙溢れ感情が揺さぶられ余韻が残る。5に近い評価。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© 2020 The British Film Institute, British Broadcasting Corporation & Fossil Films Limited

『アンモナイトの目覚め』(英)
TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか公開中
https://gaga.ne.jp/ammonite/

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